ぼたん鍋
その6 猟師の猪肉
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よく猟師さんが、自分で捕りぼたん鍋を提供しているお店があります。それが売りであり、誇りであると思います。 私は猟師さんから仕入れることは少ないです。卸屋さんを通します。 理由は、新鮮な猪が美味しいわけではないと思っているからです。 牛や豚にもランクがあるように、猪にも肉質の良いものと、そうでないものがございます。 猟師さんに聞いているわけではないので、わかりませんが、私が猟師なら「せっかく仕留めた猪は、お客様に提供したい」と思ってしまいます。 つまり、「最高の肉質ではないけど、新鮮だから良い」と思ってしまいそうで怖いのです。 私は、そういう弱さがありますので、多くは卸屋さんから買います。卸屋さんには、申し訳ないのですが、味が気に入らないと返品します。複数の猪肉から選び、かつお客様には偏った肉筋にならないように混ぜるようにしています。 猟師さんから購入する場合、味見をした上で、「イマイチなので全部返品するわ」とは言えません。「昨日しとめた猪や、美味しいに決まっとる」と怒られそうです。実際怒られたことがあります。でもよく分かってくれている猟師さんは「良い猪の時だけ」声をかけてくれます(高いですが)。 購入コストは高くなりますが、厳選したうえで提供できるので、原価が高くなるのは仕方がありません。 猟師さんが経営しているようなお店より、私のお店はお値段は高いですが、価値ある高さだと思っています。 卸屋さんから購入するからこそ、猪を選べ、部位も選べます。(返品もできるし、文句もいえる) 私のフィルターを通した猪肉を是非ご賞味下さい。 ぼたん鍋の作り方動画 |
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